narunaru_narunaの日記

こんにちは、なーると申します。主にアニメやクイズゲームなどのブログです。

オープニング(true tears10周年記念、勝手に応援企画)

<オープニング>

十年一日の如くー。

岡田麿里ファン、あるいは「花咲くいろは」ファンならピンと来るかもしれないが、これは「花咲くいろは」第十三話のラスト近く、喜翆荘のことを語る皐月(さつき、主人公・緒花の母)が書いた手紙の出だしだ。十年という歳月は、何かを語り、何かを考えるうえでの区切りとして非常に切りがいい。

だが、それだけでは単に長い時間が経ったというだけである。

十年と一括りに言っても、何を思い出すか、いや正確にはその身に何を刻んできたかで感じ方が変わるように思える。また、その出来事自身をどのように振り返るかでも見える景色が変わってくるはずだ。

 

散々前振りをしておいて申し訳ないのだが、ここでの本題は花いろではなく「true tears」である。私の、P.A.WORKS作品と岡田麿里作品との最初の出会いである。当然ながら十年後にこの作品について語ることになるとは、当時は予想すらしていなかったのだが、そういった作品に出会えたことは、やはりとても幸福なことだろう。

 

正確にはどのようにおっしゃったのか記憶が定かではないのだが、ttを十年、二十年支持される作品にしていきたいと、作品プロデューサーであるナガッチョこと永谷敬之氏が語ったことは今でも覚えている。作品を支えていくのは作り手だけではなく、受け手の思いも大切であることは、皆さんもよくご存知だろう。

 そういうわけで、勝手に応援企画と題して、「true tears」の全話をレビューしていきたい。既に視聴されている方だけでなく、未見の方にも参考にしていただけると幸いだ。これが、P.A.WORKSが手がけ、岡田氏が監督を務める映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」にも通じる部分がきっとあると信じている。

 

 

true tears Blu-ray Box

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 花いろと言えばこちらもオススメ。

 

 

 

 

話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

というわけで、遅ればせながら行ってみましょう…と書こうとしたら、去年も同じことを書いてました。こういうのがクセになっているんでしょうね。

よくよく見たらその前の記事が2016年の10選ということは気にしない、気にしなーい。

 

さて、本題に行ってみましょう。

・2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

 

昭和元禄落語心中 -助六再び篇-

   第十一話

 監督:畠山守/脚本:柿原優子/絵コンテ&演出:木村延景/総作画監督中嶋敦子作画監督:森本浩文、まい。、川添亜希子、中山由美細田沙織、大塚八愛、簾畑由美

あの世での菊比古(八雲)と、助六、 みよ吉との再開や、寄席での二人の落語、そして三途の川を渡る菊比古。最終回に負けず劣らず、見どころたっぷりの第十一話をチョイスいたしました。

一番の見どころは、やはり助六、八雲と続く落語のシーンでしょう。なかなか舞台に上がろうとしない八雲と、その背中を押す助六とのやり取りは思わず息を呑みました。

そして、舞台に上がった八雲の目に映ったのが信之助(=生前、落語を聞かせたかった人)というのがまた心に沁みいります。

 

クズの本懐

 第九話 butterfly Swimmer

監督:安藤正臣/脚本:上江洲誠/絵コンテ:福井洋平、鈴木行/演出:福井洋平/作画監督:樋口博美、山本恵美里、樋上あや、市川美帆、金子美咲、成川多加志、鎌田祐輔、黒澤桂子

クズの本懐からは第九話を選びました。

早苗の親戚が持っている軽井沢の別荘へ向かう花火と、先回りしていた早苗のいとこである篤也がいて…という回。

やっぱり降りしきる雨と涙は絵になりますし、安済さんと戸松さんの好演も光りました。あれを作品イベントで生アテレコさせられたお二人はさぞかし大変だったでしょうが…。 ちなみに、そのアテレコ、本編の重要シーンをほぼ全部やるという主役殺しのトンでも企画だったので、安済さんが結構おとなしめだった原因だったりします。

 

この素晴らしい世界に祝福を!2

第3話 この迷宮の主に安らぎを!

監督:金崎貴臣/脚本:上江洲誠/絵コンテ:金崎貴臣/演出:吉田俊司/作画監督:浅井昭人、清水勝祐/総作画監督:田中紀衣 

 このすばなのにいいお話だったのがむかつきますねw

とは言いつつ、カズマとアクアのやり取りだったり、酒場のどんちゃん騒ぎのシーンなどに”このすば”らしさが見て取れますし、なんだかんだで安定感があったように思います。

よく言ってますが、やっぱり雨宮さんはお嬢様タイプより、どこかひねくれた感のあるキャラの方が似合ってますよね。

 

月がきれい

12 それから

 監督:岸誠二/脚本:柿原優子/絵コンテ:岸誠二 平峯義大/演出:ふじいたかふみ、高田昌豊、中田誠、平井義通、池端隆史作画監督:川島尚、北村友幸、清水直樹、袴田裕二、立田眞一、田頭沙織、古山瑛一郎/総作画監督森田和明新田靖成山崎正和、桝田邦彰、高原修司

「月がきれい」Blu-ray Disc BOX(初回生産限定版)

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 オリジナルの恋愛モノ。なんでも、「たまこラブストーリー」に影響を受けているだとか。こっぱずかしさ全開のド直球な展開が最後まで保たれていたのはたいしたものだなと感じましたね。正直、1話だけ選ぶということが難しかったのですが、どうしても挙げておきたい作品だったので最終話をチョイスしてみました。

特に印象的だったのが、最後に流れるED映像で、2人の今後が描かれていたところでしょうか。LINEでのお互いの呼び方が少しずつ変化しているのは、なかなか芸が細かいですよね。余談ですが、最近の恋愛モノだとコミュニケーションとしてLINEの描写は必須になりつつあるように思います。

 

NEW GAME!!

 第6話 あぁ……すごいなあ……

監督:藤原佳幸/脚本:志茂文彦/絵コンテ&演出:山﨑みつえ/作画監督:板倉健、三島千枝、山野雅明、武藤幹、山崎淳、齊藤大輔、渡辺舞、山崎輝彦、吉村恵、手島行人/総作画監督:木野下澄江、山野雅明

藤原監督の作品はGJ部にハマったこともあって、注目しているクリエイターのお一人なのですが、NEW GAMEの2期は特に藤原監督のカラーとも言える、卒業だったり離別といった一区切り感が強く出ているように思います。 

ここで挙げた6話では、キービジュアルの担当を賭けて青葉とコウがコンペに挑むという内容が描かれるのですが、最後の青葉とコウのやり取り(コウが手を伸ばそうとしてそれが出来ずに終わる)が最終回の空港でのシーンへと繋がっています。

 

賭ケグルイ

第十一話 人生を賭ける女

監督:林祐一郎/脚本:瀬古浩司/絵コンテ&演出:新井宣圭/作画監督:小泉初栄、加藤祐子、青木里枝、真島ジロウ、大塚八愛、松岡秀明/総作画監督:西村理恵 

濃いキャラクターや顔芸やら が注目された本作ですが、まあ設定からしてぶっ飛んでますよね。10選に挙げていながらこう言ってはなんですが、バトルそのものはよく出来ている感じはしなかったです。

ではなぜチョイスしたかということなんですが、この11話での夢子役の早見沙織さんと、生徒会長役の沢城みゆきさんのバトルがとても恐ろしかったからです。

確かNewTypeのインタビューだったと思いますが、どうやらお二人の役者としてのスタンスがほぼ180度違うと言っていいぐらいの開きがあるようで、読者が(そしてきっとインタビュアーの方も)ビビってしまうぐらいの緊張感が紙面から読み取れます。

それを踏まえてしまうと、とても平然とは見ていられないシーンに早変わりしてしまいます。

 

サクラクエスト

第18話 ミネルヴァの杯

監督:増井壮一/脚本:入江信吾/絵コンテ:倉川英揚/演出:筑紫大介/作画監督:鍋田香代子、辻智子、阿部美佐緒、高橋瑞紀、市原圭子、岩崎亮、福井麻記、末田晃大

 過疎化する地方の観光大使に任命された女の子の奮闘記といった本作。テーマが重すぎたようで、ややエンタメとして消化しきれない部分も多々見受けられましたが、ここで挙げた18話では問題の解決が綺麗にハマった回であり、登場した教授というキャラクターの顛末も非常に印象的でもありました。

P.A.WORKSのお仕事モノ第3弾と銘打ってしまった影響もあり、どうしても「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」と比べられたのが、結果として厳しい評価につながってしまったように見受けられますが、それでも取り扱いづらいテーマに対して2クールかけて描いていくということ自体には大いに意義があったのではないかなと感じています。

 

メイドインアビス

第10話 毒と呪い

監督:小島正幸/脚本:小柳啓伍/絵コンテ:小島正幸/演出:孫承希/作画監督:佐藤このみ、服部聰志、谷口義明、池津寿恵、萩尾圭太

全編を通じての世界観の描き方や、線が細いストーリーラインを上手くつなげていく様が非常に印象的だった本作ですが、特に心に残ったのが10話でしょうか。

リコのアレをあれするレグの(と書くと未見の方には意味不明ですが)シーンの重さといいますか、そこに至るレグの心情が、非常にダイレクトに視聴者へ響くところだったように思います。もちろん、キーパーソンであるナナチの登場も忘れてはいけませんね。 

 

宝石の国

第八話 アンタークチサイト

監督:京極尚彦/脚本:井上美緒/絵コンテ&演出:京極尚彦/CGディレクター:茂木邦夫 

 正直なところ、本作の世界観にはついていけていないところがあるのですが、それでもCGによる登場キャラクターの表現や戦闘シーンの描写にはただただ圧倒されるばかりでした。

1つ選ぶとしたらということで、第八話をチョイス。フォスフォフィライトが大きく変化するきっかけとなる回ですね。展開の激しさもさることながら、フォス役の黒沢ともよさんの芝居の変化も注目していただきたい点でしょうか。

 

ボールルームへようこそ

Heat.24 ボールルームへようこそ

監督:板津匡覧/脚本:末満健一/絵コンテ&演出:板津匡覧/作画監督:名倉智史、奥野治男、折井一雅、千葉崇洋、本田真之/アクション作画監督:向田隆、梁博雅/総作画監督千葉崇洋、本田真之 

 個人的には、1つ選べと言われて最終話をあまり挙げたくはないのですが、ボールルーム〜に関しては、とても1つには選べなかったのでこれにしてみました、という感じですね。まあ、最後にタイトル回収というのは一つの様式美ではあるかなと。

第5話の真子ちゃんとのカップリングが決まる回での原恵一さん絵コンテ参加だったり、第21話での『借りぐらしのアリエッティ』『メアリと魔女の花』監督の米林宏昌さんが原画に参加だったりと、とにかく話題に事欠かない作品でしたね。

もちろん、スタッフィングだけでなく、本編のストーリー展開や映像の凄さには心打たれる回が多く、これだけ打率の高い作品は早々はない気がしています。絵柄も濃く、やや一般的ではない社交ダンスのお話ということもあって、視聴のハードルは決して低くはないですが、見て頂ければ、なにがしか心に残るものがあるんじゃないかなと思います。というか、正直なところ、時間が許すのであればもう1週したいゾ。

 

さて、10本挙げさせていただきましたが、その他では、

有頂天家族2 第四話 狸将棋大会(将棋ファンなものでして…)

正解するカド 第11話 ワノラル(可愛いヒロインとのチューが嫌いな男子はいません)

 ・Just Because! 第10話 Childhood's end(やっぱり小宮派なんだよねぇ…)

などなどなど。

他の方の10選記事を見ていると、まだまだ楽しげな作品はまだまだあるんだなと実感しています。とはいえ、自分の好みや感性も大事にしていきたいという思いも強いわけで、そういった意味でも、たくさんの作品を時間をかけて見ていきたいと思います。

 

話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選

というわけで、遅ればせながら行ってみましょう。

・2016年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

 

昭和元禄落語心中 第五話 

 監督:畠山守/脚本:待田堂子/絵コンテ:田頭しのぶ/演出:浅利藤彰、村田尚樹/総作画監督: /作画監督:佐藤このみ、桜井正明、松尾亜希子、森本浩文

 

第一話などももちろん素晴らしかったのですが、一つ選ぶとしたら第五話ですかね。

若手落語家による芝居で女形を演じることで、菊比古が芸風を確立させるきっかけを掴む回です。石田彰さんの芝居もしかり、画面作りやBGMの入れ方などの演出もがっちり噛み合っていて、本当に素晴らしい回でした。

 

赤髪の白雪姫 2ndシーズン 第24話「そして物語、私の道」

 

監督:安藤真裕/脚本:赤尾でこ/絵コンテ:安藤真裕/演出:山岸大悟、森川さやか、安藤真裕総作画監督:藤田しげる、小森高博作画監督:杉薗朗子、玉置敬子、齋藤恒徳

赤髪の白雪姫からは2ndシーズンの最終話をチョイス。

お気に入りのシーンは、ラジ王子の手紙のところですね。福山さん、さすがです。

ダメ王子だったラジが白雪やゼンと関わることで成長していく所も見所の一つですが、身分違いの関係をどう考えるかというストーリーの主題にも大きく関わっている所が見逃せないですね。

そういう意味でも、本当ならリリアス編までアニメで見たかったのですが、それは贅沢というものでしょうか。

 

この素晴らしい世界に祝福を! 第6話「このろくでもない戦いに決着を!」

監督:金崎貴臣/脚本:上江洲誠/絵コンテ:斉藤哲人/演出:吉田俊司/総作画監督:小松桃花/作画監督:鵜池一馬、中澤勇一、木下ゆうき

 

第2期放送決定に祝福を!

ギャグ系の作品はあまり得意ではないのですが、声を上げて笑うことが何度となくありましたねぇ。雨宮さん、芝居してくだ(ry

その中でも第6話を選んでみました。デュラハン討伐回ですね。何度も見てますが、やっぱり楽しいです。その他だと、お気に入りは第2話でカエルにパックンチョされてるシーンですね。

 

キズナイーバー 第9話「万事休す……かしら」

 監督:小林寛/脚本:岡田麿里/絵コンテ・演出:篠原啓輔/作画監督石田一将、斉藤健吾 

TRIGGER×岡田麿里が原作のオリジナルアニメ。本作でも、岡田さんのめんどくさいところが全開でした。その中でも、第9話を選んでみました。痛みだけでなく心の声まで共有してしまい、それぞれの本心が相手に伝わってしまうという回でした。特に恐ろしいなと感じたのが、言葉とは全く逆の裏腹な思いが次々に明らかにされるというところでしょうか。

まあ、この設定だとこういう展開はやるだろうなとは思っていましたが、容赦のなさっぷりが想像以上でなかなかしんどかったです(褒め言葉)。みんなのトドメを差したのが、穂乃香のセリフだったというのも印象的でした。

 

Re:ゼロから始める異世界生活 第7話「ナツキ・スバルのリスタート」

 監督:渡邊政治/脚本:中村能子/絵コンテ:渡邊政治、許平康/演出:美甘義人/作画監督:楡木哲郎、山岡峻、豆塚あす香

 

ラノベ原作というところと、このタイトルから、ほのぼのした作品なのかと思っていたら、ガツンとやられて、それからは放送が楽しみになりました。2クールやっていただいたおかげで、お気に入りの回がたくさん出来ました。

 どれにしようか迷ったのですが、第7話を選びました。お話のポイントとして、スバルが能動的に、自分からあの選択をするところですね。スバルの決意のシーンは何度見ても引き込まれます。

その他だと、ほぼスバルとレムの会話のみで構成された第18話「ゼロから」や、白鯨討伐戦のフィニッシュ回である第21話「絶望に抗う賭け」なども好きですね。

そういえば、ちゃんとカウントしてませんが、リゼロほど通常のOP/EDが流れない作品

はないですね。それだけ本編の尺が長かったということなのかもしれませんね。 

 

NEW GAME!  第12話 ひとつ夢が叶いました! 

 監督:藤原 佳幸/脚本:志茂文彦/絵コンテ・演出:藤原 佳幸/作画監督:菊池愛、岡勇一
天﨑まなむ、山野雅明、久保茉莉子、藤原奈津子、高柳久美子、中川洋未、武藤幹、渡邉祐記

 

ゲーム制作というお仕事モノでありながら、日常系のようなテイストも見られ、のんびり楽しんで見ていましたが、不覚にも最終話の青葉と八神コウのやり取りにやられました。
作品としての主人公はもちろん青葉ですが、コウももう1人の主人公と言ってもいいんじゃないでしょうか、それぐらいの扱いだったかなと。個人的には、日笠陽子さん演じるキャラがお気に入りになることが多くて、コウもその1人ですね。

 

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン Episode 02 不本意なる褒賞

 監督:市村徹夫/脚本:ヤスカワショウゴ/絵コンテ:浅香守生/演出:若林邦甫/総作画監督:宗崎暢芳/作画監督:桜井このみ、飯飼一幸、佐藤このみ、JEE JOONYYUN、ZANG YOU SHICK

 

原作未読の状態で見始めたのですが、1話、2話の感触がとても良かったので、そういったツイートをしたところ、ラノベ好きの友人に「この作品は合うから」と勧められました。それをきっかけに原作をチェックした結果、今ではすっかり原作ファンにもなりました。

お気に入りの回は、4話の演習回の最後の戦闘や、8話のカンナの話などもあるのですが、ここでは2話を挙げさせてもらいました。最後のイクタの独白は、原作とはシチュエーションが異なっている(ヤトリとの背中合わせのシーンに変更)のですが、ヤトリとの関係性が理解しやすく、とても良い改変だったかなと思います。

あらゆる英雄は過労で死ぬー

自分はそんな境地にすらたどり着けそうにもないですが、イクタに言わせればそれで良いのかもしれませんね。
 

響け!ユーフォニアム2 第五回 きせきのハーモニー

 監督:石原 立也/脚本:花田 十輝/絵コンテ:三好 一郎、石原 立也/演出:三好 一郎/作画監督:明見 裕子、角田 有希/作画監督補佐:丸子 達就/楽器作監:高橋 博行

 

ユーフォ2期からは関西大会の曲演奏がほぼ丸々流れる第五回をチョイスしました。ストーリー面だと、田中あすか先輩のエピソードが作品タイトルとも関連しており印象が強いですが、第五回で出てくるホールのモデルになっているであろう尼崎アルカイックホールが個人的にいろいろ思い入れがある場所だったので、こちらを選ばせていただきました。

ストーリー全般では1期の方が印象的でしたが、映像クオリティは相変わらず健在で、さすが京アニといったところでしょうか。

 

舟を編む 第一話 茫洋

脚本:佐藤卓哉/絵コンテ・演出:黒柳トシマサ/総作画監督青山浩行作画監督:島沢ノリコ、高木晴美、野口 孝行

 

 辞書を作る話、という程度の予備知識で見始めたのですが、おおよそアニメ向きでないこのお話を見事に引き込まれる作品に仕上がったなという印象です。

どの回が良かったかを選ぶのが非常に難しかったのですが、作品の顔とも言うべき1話をチョイスしました。プロローグに該当する冒頭のシーンでは本作のキーとなる観覧車と海が描かれていたのが印象的でした。また、本編冒頭、荒木さんと松本先生が蕎麦を食べるシーンや、ちょっとしたしぐさや店員が食器を片付けるところ、他のお客さんの所作なども含め、非常に丁寧に描かれているのが目に付きました。

もちろん、本編の内容が地味で動きが少ないというのも大きく影響しているのでしょうが、アニメ作りに対する矜持のようなものをその端々から見て取れたのは、とても好感の持てるものでした。

 

・ユーリ!!! on ICE 第9滑走 勇利VSユーリ おそロシア!!ロシア大会FS

 監督:山本沙代/ネーム(脚本原案):久保ミツロウ/絵コンテ:新留俊哉、宍戸淳、山本沙代、久木晃嗣/演出:小林孝志、山口美浩、大藪恭平/総作画監督:平松 禎史/総作画監督補佐:伊藤 憲子/作画監督:関口雅浩、島崎のぞみ、手島勇人、秋田学、梅津茜、丹羽恭利、三橋桜子

 

ガチの男子フィギュアスケートアニメ。本編のストーリーとしてはグランプリファイナルの金メダルを目指す、と簡単に説明できるシンプルなものですが、逆に言えば延々と競技シーンが流れるわけでして、どの回も圧巻でした。

ゆえにどの回を選ぶか非常に迷ったのですが、お気に入りのシーンが多い第9話ロシア大会FSを選びました。個人的には、イタリアの選手・ミケーレと妹のサーラのやり取りが見ていて微笑ましかったですね。

 

さて、いかがでしたでしょうか。

こうして見てみると、 自分らしい10選になった気がします。

来年もこうした作品に出会えることを楽しみにしつつ、新年を迎えたいと思います。 

マイベストエピソード企画、やってみました。

ぎけんさん(@c_x)の企画に乗っかってみようと思います。

unmake.blog133.fc2.com

 

企画の概要は以下のとおり。

◆ マイベストエピソードのルール
・ 劇場版を除くすべてのアニメ作品の中から選出(配信系・OVA・18禁など)
・ 選ぶ話数は5~10個(最低5個、上限10個)
・ 1作品につき1話だけ
・ 順位はつけない

 

この企画で面白いなあと思ったのが、”「作品としてはベストに選ばないけど好きな話数」をコンセプトに、アニメ作品の好きな話数を選出し紹介する企画です。”という部分でしょうか。

せっかくなので、普段ならなかなか言及しない作品を挙げてみようかと思います。

 

ちなみに、以前やってた「好きなアニメ当てるまで帰れま10」はこんな感じでしたので、これらは今回は外します。

なーる@narunaru_naruna

全部出ました〜ありがとうございます。
#好きなアニメ当てるまで帰れま10
true tears
GJ部
コードギアス・反逆のルルーシュ
喰霊−零
凪のあすから
花咲くいろは
SHIROBAKO
四月は君の嘘
電脳コイル
絶園のテンペスト

posted at 23:27:41

これから挙げる作品は、上記の10個より下とかそういうことではなく、ちょっとクセが強かったり、10個に収まり切らずに泣く泣く外した作品もあるので、その辺りをご理解いただければと思います。

 

では、早速いってみましょう。

 

さくら荘のペットな彼女

 

 #08 どてかい花火をあげてみろ

 花田十輝先生の脚本担当回ですね。本作のテーマの一つであろう才能の違いによる成功/失敗や、持つ者 / 持たざる者の苦悩、といった内容が凝縮されている回でした。

いろいろと本編以外の事で(悪い意味で)話題になった作品でもありますが、個人的にはもう少し内容に関する感想を見たかった作品でもあります。

 

 

 ・selector infected WIXOSS

 

Episode06     その存在は漆黒

先ほど挙げた「さくら荘のペットな彼女」の原作者、鴨志田一先生の担当回。シリーズ構成はさくら荘〜と同じく岡田麿里さんなので、さくら荘〜からのご縁での起用なのでしょう。同じく岡田さんがシリーズ構成担当の「機動戦士ガンダム  鉄血のオルフェンズ」でも鴨志田さん担当回があります。

ここで挙げた回ではふたせ 文緒というキャラクターにスポットが当たっており、セレクターの願いであった小説家になる事を叶え続けているうちに、それがセレクターとの約束であったのか、ふたせ自身の使命であったのかがわからなくなり、ついには自分という存在があいまいになってしまう、といった内容でした。「誰が誰だかわからなくなる」という感想をいくつか見ましたが、今回はまさにそれが狙いだったと考えています。

願いを託す/託されることの意味を改めて問う、そういった回だったと思いますし、作品メタ視線では、それをライトノベル作家の鴨志田先生が書いているというのが興味深かったです。先生はどんな心境だったんでしょうね。

 

氷菓 

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 第17話   クドリャフカの順番

氷菓は以前挙げた10選から漏れてしまったので、今回チョイスしました。大好きな回がいくつもあるのですが、一つ選ぶならこの回ですかね。

謎解きに関しては、ちょっと奉太郎が超人的過ぎてなかなかスッと頭に入らない感じだったのですが、この回ほど”期待”という言葉のネガティブな面が強調されたお話はなかったように思います。

 いろんなキャラクターの期待が出ては消え、自身の在り方に暗い影を落とす、その苦々しさも青春の1ページ…なのでしょうね。

キャスト陣に注目してみると、生徒会長&副会長を担当した森川さんと福山さんは同じ事務所ですし、天才に触れ自信喪失気味な漫研の先輩を、作家でもある浅野さんが演じているのがなかなか興味深かったです。

 

・伝説の勇者の伝説

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 #010  夕暮れ

同名小説のアニメ化。原作者の鏡貴也先生は、「いつか天魔の黒ウサギ」や「終わりのセラフ」なんかもアニメ化されていますね。まあ、個人的には伝勇伝の続きのアニメが見たくてBDを購入したりしたのですが、売り上げなどを見てもほぼその可能性はないのが残念ではありますが…。

10話を選んだのは、物語的にも大きな山場である事もそうなのですが、なんといっても役者陣の熱のこもった芝居ですね。ああいったギリギリの攻防と緊張感は、なかなか見れるものではありません。見た者に何かを残す、そういったシーンだったと思います。

 

交響詩篇エウレカセブン  

 第26話  「モーニング・グローリー」

自分の中でのエウレカは、この回が事実上の最終回です…などと言ったら、ファンに叱られてしまうかもしれませんが、全体を通じてこの回がテンションMAXだったのは否めません。

ベタ過ぎる展開も、最後のカタルシスに向かってぐいぐいと引き込まれていきます。本編を見た方はきっと感じたであろうあの浮遊感。クライマックスのシーンでは思わずガッツポーズが出てしまいました。

ただ、あまりにもぶち上がってしまった自分のテンションは、結局は二度と再現する事なく最終回を迎えてしまいました。途中で素晴らしい回が来てしまうと、こういう事もありますよね。

 

とある科学の超電磁砲

 第12話 AIMバースト

レベルアッパー編のフィニッシュ回。自分の中でのレールガンは、事実上、このレベルアッパー編で終了です…と言い切ってもいいぐらい満足しました。ああ、滝壺理后が出たらまた呼んでくださいませ。

お話の展開もそうですが、やはり最後の敵ともいえる怪物とのバトルは迫力満点。また、今回10選に選ばせてもらったのは、原作との違いが興味深かったということもあります。

漫画版はTV放送前に読んでいたのですが、御坂のレベルアッパー使用者、ひいてはAIMバーストによって生み出されたバケモノに対するスタンスがほぼ180度違っています。その辺りは、やはり佐天涙子というキャラクターの影響と言えるでしょう。漫画版と比べると、低レベルキャラクターのストーリー内での扱い方がかなり改善されています。

持つ者 / 持たざる者の対比はアニメ版のテーマの一つとなっており、漫画版との違いが明確に見て取れます。そういった楽しみ方も、原作がある作品のアニメを楽しむ方法の1つと言えるでしょう。

 

神様ドォルズ

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 第七話  追憶の肖像

同名漫画のアニメ化。今回チョイスさせていただいたのは、主人公の枸雅 匡平(くが きょうへい)が故郷の村を訪ねた際に、同行していた史場 日々乃(しば ひびの)に、匡平と枸雅 阿幾(くが あき)の間に起こった出来事について語る回です。最後に悲しい結末が待っているのですが、石川智晶さんの「夏の庭」という挿入曲がより一層涙を誘います。

また、この回のラストシーンにはちょっとした仕掛けといいますか、何気なく見ていると見落としてしまうような描写があります。これに気づいた時には思わず震えてしまいました。ここで詳しく述べると冗長になってしまうので、別のエントリーで書いてみたいと思います。

 

さて、ここからはちょっとした変化球を投げてみましょう。

 

鉄のラインバレル

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 第18話「メメント・モリ

同名漫画のアニメ化ですが、原作に詳しい友人いわく、漫画版からかなり改変されていたとのこと。アニメ版では、主人公・早瀬浩一のクズっぷりや、ヒロイン・城崎絵美の「あなた、最低です!」(CV. 能登麻美子)の印象が強かったですね。

ここで挙げた18話ですが、さらわれたヒロインを助けに向かう浩一を待ち受けるのは、敵組織・加藤機関の代表である加藤 久嵩(かとう ひさたか)。トップ自らのお出迎えで緊迫感MAXのシーンかと思いきや、なぜか加藤はホタテを網で焼いてるんですね。

なぜにホタテ??

このシュールな絵面に、その日の感想含め、右腕だけでなく全てを持っていかれました。そういえば、カレー味のカステラとか、なにかと食べ物で印象が残る作品でもありました。メカものなのにねぇ…。

 

【俗・】さよなら絶望先生

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 第7話 OP 「リリキュアGO!GO!」

絶望先生2期の第7話のOPです。たしか、原作だとあとがきの見開き2ページのみ記載されていたプ○キュアのパロディだったかと記憶していますが、それをここまでやるんかい!?というスタッフたちの本気を見ました。しかも、1回こっきり。うーん、なんとも贅沢な使い方ですね。

アニソン的にも、作詞 - うらん / 作曲・編曲 - 大久保薫 は豪華ですし、オープニング映像のディレクション錦織敦史さん。全力を出し過ぎでしょう(笑)。まあ、本気だからこそ印象にも残るものだと思います。

 

最後は古めのものを、ということでこちら。

 

10. ダイの大冒険

#26  さらば孤独の戦士ヒュンケル!!決着の魔法剣 

TVの録画にはまだVHSが全盛の時代で、何度も何度も見返した結果テープが傷んでしまい、再生時に随分ノイズが乗ってしまいました。おそらくはテープが切れる寸前だったんでしょう。それぐらい繰り返し見ていました。

どれも思い入れがある回ばかりでなかなか選ぶのが大変でしたが、1つ挙げるということでこの回をチョイスしました。今だと古臭いとか言われちゃうんでしょうかね…。

 

 

さて、いかがでしたか。

こう言ってはなんですが、いろいろタイトルや話数を間違えていたり、それどころか内容も一部間違えていたりと、人間の記憶は曖昧なんだなと改めて実感しました。

今回ブログを書くにあたり、手元に映像があるものについては再確認していたのですが、見ていた当時の感情が思い出されたり、前とは違った印象を受けたりとなかなか有意義でした。こうやって見返してみるのもいいものですね。

 

 

話数で選ぶ2015年TVアニメ10選

というわけで、皆さんがやられているTVアニメ10選をやってみましょう。

前提としては、

・2015年に放送されたTVアニメからチョイスする。2014年から跨いで放送している作品については、放送日が2015年であれば対象とする

・同一作品からは1話分のみ選ぶこととする

 

あと、個人的な基準として、以下を追加します。

複数回見たいと思えた話数を選ぶ

 

では、早速。

 

1:四月は君の嘘 第21話 雪

 2014年10月期からの2クール作品。最終回はこの次の22話で、こちらの盛り上がりも相当なモノでしたが、個人的には21話が全話を通してダントツでした。リアルタイムで見てましたが、見終わった後は本当にため息しか出なかった記憶がありますね。

前半のAパートでの、ヒロインのかをりの今にも消えそうな白い色と、Bパートの公生が弾くコンクール曲の色調鮮やかなイメージの対比が心に強く残っています。余談ですが、公生が弾いた曲は今シーズンのフィギュアスケートで羽生くんがショートプログラムで流しているのと同じですね。

 

2:SHIROBAKO 第23話 続・ちゃぶ台返し

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 同じ作品からは1話分だけ、ということで相当悩みました。19話の「釣れますか?」のアンデスチャッキーとか、最終話の宮森のスピーチとか、その他もろもろ…。どれも印象が強いですが、やはりここは、ずかちゃんの芝居と宮森の涙に1票ということで。

 

3:デス・パレード Episode 09 デス・カウンター

 元々はアニメミライ2013で「デス・ビリヤード」というタイトルで制作されたものがTVアニメ化された作品。アニメミライの時からお気に入りだったので、とても興味深く視聴できました。オムニバス形式といっていいかと思いますが、中でも、8話・9話のゲストキャラである島田(CV.櫻井孝宏)と辰巳(CV.藤原啓治)のキレっぷりはハンパ無かったです。内容も本編随一と思われるエグさでした。奇しくも、お二人はサイコパスに出演されていますね。そういうものを連想させる声なんでしょうかね。

 

4:響け!ユーフォニアム 第8話 おまつりトライアングル

 吹奏楽モノということで、吹奏楽経験者の自分にはいろいろ思うところがあった作品ですが、楽器の質感とか、最終回のコンクールの空気感などの再現度は特に素晴らしかったです。個人的には、最終回でバスドラム(大太鼓)を演奏する描写で左手で楽器を押さえてるシーンに感動してました。

お話面では、やはり8話でしょうか。久美子と麗奈のやり取りは他と比べて異常に濃密ですよね。ものすごい愛の告白だなぁと思いながら見入ってしまいました。

 

5:赤髪の白雪姫 第4話 芽吹きの協奏曲響く、小さな手

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 大好きな早見沙織さんが主演と主題歌を担当されるということで、放送前から楽しみにしていたのですが、本編が気に入って原作も全巻買ってしまいました。元々、少女漫画的なモノは結構好きなんです。

10選でも赤髪〜を挙げておられる方もチラホラ見ましたが、普通はクライマックスの11話ですよねぇ…。でも自分はなぜか篠原俊哉さん絵コンテ担当の4話が特にお気に入りです。

この回は白雪が宮廷薬剤師の試験を受けて一悶着するのですが、師匠であり仕事仲間であるリュウにもスポットが当たる回ですね。リュウがまた可愛いんですわ。

それにしても、自分のTLだと、リアルタイムの放送直後に篠原さんの名前が並んでいたのはなかなかおそろし…もとい、面白かったです、はい。

 

6:アイドルマスター シンデレラガールズ 第15話 When the spell is broken...

 デレマスはゲームをやっていないので、完全にニワカですが、早見沙織さんが演じておられる高垣楓は人気キャラというのはさすがに知っていました。CDも「こいかぜ」は持っていたりします。

人気キャラだけあって、このフィーチャーっぷりは扱いがいいなと感じましたね。にしても、高垣という名字でダジャレ好き…うっ頭が

 

 7:城下町のダンデライオン 第8話 王様の寄り道

 30分の中でいくつかお話が展開される深夜アニメだと珍しいオムニバス形式で、サクッと見れる良作でした。カッターこと松井恵理子さん目当てで見始めたのですが、最後まで楽しく視聴できました。

特にお気に入りが、8話の主人公の両親の馴れ初めのお話ですね。作品のテーマとして、一貫して「家族」とその在り様について描かれているのですが、それがよく現れている回でした。

 

8:六花の勇者 第10話 絶体絶命

 ファンタジー作品の殻をかぶった人狼的な内容。主人公が罠に嵌められ、殺されかけるのですが、少しずつ味方を増やし(正確には敵でない人物を取り込んでいった、と言うべき?)、勇者を名乗る偽物を追いつめていくわけですが、10話はヒロインともいうべき某キャラが主人公に味方するようになる回。この回の某キャラの芝居は本当に良かったです。この人は本当にいいキャラを引き寄せるというか、いい役を掴むというか、そういうものを持っているんだなぁと改めて実感しました。

回りくどい表現にしているのは、一応ネタバレ回避という名目です。まあ、本編を見ていた方は問題なくわかると思いますが。

 

9:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第7話 いさなとり

 長井さん&岡田さんがガンダムをやるということで、個人的に見ないわけにはいかない

 のですが、今のところ楽しく視聴できていますね。ただ、マリーぽさはそこまで出てない気はします。1話、2話も面白かったですが、ここでは7話をチョイスしましょう。

7話はテイワズの一派とやり合う回ですが、特に戦闘シーンが面白かったです。ラフタと三日月のバトルも見応えがありましたし、戦艦同士のやり取りもなかなかのものでした。メカものですから、やはりバトルが映えてなんぼでしょう。

そうこう思っていたら、13話「葬送」もなかなかの回でした。1話や3話も捨てがたいですし、これからの放送も楽しみです。

 

10:落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) 第10話 深海の魔女 VS 雷切

 内容的にはよくあるラノベですが、戦闘の演出はピカイチでした。それはOPからしてわかることではありますが。

特にこの10話の、主人公 黒鉄一輝の妹・珠雫(しずく)と東堂刀華(とうどうとうか)のバトルは見入るほどの素晴らしさでした。気合いの入り方が異常でしたね。この回だけでも見る価値はあるんじゃないかなと思います。

 

さて、いかがだったでしょうか。

いくつか10選のブログを拝見しましたが、作品は同じでも選んでる話数が少しずれてるのが多いですね(笑)。作品の見方が違っていて、とても興味深いです。

来年以降も、語りたくなるような作品に出会えるといいな、と切に願います。

 

2015年冬コミ。

今回、寄稿&レビューしたのは以下の3つです。

 

・PRANK! Vol.2 電撃文庫評論集1993-2015

PRANK Vol.2 - LandScape Official Site

灼眼のシャナについて寄稿しました。入門編ということで、軽めに作品の魅力などについて書いています。

 

・アニメノウ 「心が叫びたがってるんだ。」評論集

d.hatena.ne.jp

読んで字のごとく、ここさけの評論集ですね。わりといつもの感じになっちゃいました。

 

・Fani通 2015年上半期

d.hatena.ne.jp

 作品レビューに参加しております。いつも通り、わりと好き勝手にレビューさせていただきました。

 

 

いずれも、思いの丈を綴らせていただきました。ご興味ある方はぜひに。

あと、適当に売り子のお手伝いをさせていただく予定です。お気軽に声を掛けて頂ければ幸いです。

 

「視聴者」という立場を利用する

最近、ブログも更新できていなかったのですが、ちょうど今放送中である、アルドノア・ゼロの2期目で少し興味深いシーンがあったので、それを中心に、「視聴者」という立場を利用しながら作品を見ることについて触れたいと思います。

 

以降、ネタバレを含みます。

「アルドノア・ゼロ」15話:旋転する罠 まで。

 

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ストーリー、とりわけ人間関係を扱う作品においては、誰が何を知っている(知らない、知らないことになっている)ということを意識しておくと、より深い視点で作品に触れることができます。登場キャラクターの関係性においては、概ね認識や事実・出来事の捉え方、価値観などの違いからギャップが生じて、それが起点となっていろいろなトラブルや事件が発生することが少なくないからです。

これ自体もなかなか面白いテーマなので、別のエントリーとして書く予定ですが、今回は「視聴者」という立場を意識した視聴方法について書いてみたいと思います。

 

当たり前ですが、視聴者は作品世界からかけ離れた存在であり、作品そのものに直接的にアプローチすることはできません。感想や激励、クレームといった形で制作者に間接的に影響を与えることはできますが、作品そのものに関わることはできません。関わってしまうと、その時点で作り手側の人間になってしまうからです(そういったケースはかなり稀でしょうが)。

それでいて、視聴者は作品中で語られる出来事については全て知っています。独り言や心の声、過去の出来事なんかも触れていますね。ただ、そこには制約があって「視聴者自身が視聴した範囲で語られたことしか知らない」わけです。推理モノなどではそこを利用して、あえてフェイクを含ませたり、叙述トリックで視聴者の盲点を突いたりといったこともあるでしょう。

ここで意識しておきたいのは、視聴者は何でも知りうるということです。逆に言えば、視聴者と同じ認識を持つ登場キャラクターはまず存在しません(全知全能の神のような存在がいれば話は別ですが)。視聴している時に、ただ出来事を順に頭に入れただけだと、誰が何を知っているかは曖昧になりがちで、いろいろな事実を見落とす可能性もあります。

 

具体的な例でちょうどよいのがあったので(アルドノア・ゼロ2期の15話)、簡単にシーンの解説をしてみたいと思います。

(以降、本編の内容を含みます)

 

この回では、スレインが義理の父であるザーツバルム卿を裏切り、殺すというなかなか衝撃的な展開が起こりますが、ここで注目したいのが最後のスレインの演説シーン。演説の中でスレインは、ザーツバルム卿への哀悼とアセイラム姫への想いを口にします。

その演説の放送を見ていた伊奈帆、彼は人の嘘を見抜ける目を持っていますが、「彼(スレイン)の言葉に嘘はない」と分析します。なお、彼の目の分析は心を読むといった超能力的なものではなく、人が嘘をつく場合の体の変化などを読み取るといったものなので、具体的にスレインがその内側に何を思っているかまでは認識していません。

 

さて。

 

ここで伊奈帆が言っている「嘘はない」とは、具体的はどの部分を指しているのでしょうか。その前に、伊奈帆が「この時点で登場しているアセイラム姫は偽物」ということを知っていることも付け加えておきましょう。

伊奈帆の視点で考えてみると、アセイラム姫に対するスレインの言葉に嘘はない、といっているわけです。どうやら替え玉を使ってはいるが、姫への忠誠は本物である、と感じているわけです。当然ですが、スレインがザーツバルム卿を殺した事実を伊奈帆は知りません。なので、嘘をついていないと認識できることはあくまでアセイラム姫についての部分のみです。

それに対して、スレインがザーツバルム卿を殺したことを我々は知っています。それを踏まえて、改めてスレインの言葉と、伊奈帆の「嘘はない」と分析したことを思い返してみると、スレインがザーツバルム卿のことを2人目の父として慕っていたということに関しても嘘はない、ということになります。

少し深読みし過ぎの可能性はありますが、スレインのザーツバルム卿への最後のセリフが「とうさん」であったことと、何とも言えない複雑な表情からしても、そういう意図で作られたシーンであると判断してもよいかと思います。

あるいは、あの罠自体は伊奈帆に仕掛けるために用意していたというセリフもあるので、今回の仕掛けで殺すつもりではなかったのかもしれません。

 

こうして見ると、スレインというキャラクターへの我々視聴者の感じ方も変わってくるのではないかなと思うわけです。いろいろな事実や出来事を重ねてみると、より広く、深く作品に触れることができるのではないでしょうか。

 

ただ、上記の鑑賞方法は集中力を要求されるので、とても疲れます。また、日常系の作品など、細かいキャラクターの機微がストーリーに絡む作品でなければ、タダの徒労に終わってしまいます。そこまでする必要があるかどうかは、作品の中身を見て決めるべきでしょう。

 

いかがでしょうか。

TLやコメントを見ながら楽しむ実況向きの作品もありますが、あーだこーだといろいろ考えながら見ると、発見があった時の嬉しさはなかなかのものです。そういった興味と余裕がある時に、一度やってみることをオススメしたいです。